「日々旅にして旅を栖」の人生を送った俳聖松尾芭蕉の俳蹟散策にと上野公園内の【芭蕉翁記念館】に足を運ぶ。。29歳で故郷の上野を出て漂泊の俳人として各地を旅した道順の地図、芭蕉の真筆、俳諧の文献、旅姿の像等が展示され文献の多さと工夫を凝らした展示場に魅せれれたひと時でした。


記念館展示場
上野公園内の芭蕉記念館は資料や芭蕉像等で飾られ静かな雰囲気の中俳聖の足跡をあじわう。
俳聖殿
上野公園内で記念館近くの【俳聖殿】は芭蕉生誕300年記念に建てられ檜皮葺の丸い屋根は旅笠、下の八角形は袈裟、柱は杖だそうです。


【蓑虫庵】は芭蕉の高弟で服部土芳の草庵で昔のまま保存されていました。(師の芭蕉が訪れた際に「みのむしの声ききにこよ草の庵」の句を送ったので上五句をとって【蓑虫庵】と呼ばれるに至った。又土芳の庵号が「些中庵」であり相通ずることからとも云われています。芭蕉ゆかりの草庵は五庵あったと云うが【蓑虫庵】が唯一現存の建物で三重県指定文化財史跡及び名勝に指定されています)館長さんお行き届いた説明後お庭の芭蕉、土芳お二人の句碑や関係の遺物を見て回りました。


よく見ればなづな花咲くかきねかな【なずな塚】

みの虫の音をきかはやとこの庵【みの虫塚】

古池や蛙飛びこむ水の音【古池塚】

卒度往て若菜摘ばや鶴の傍【若菜塚】

服部土芳供養墓所

芭蕉が脱ぎ捨てたわらじを埋めた【わらじ塚】

蓑虫庵の扁額
蓑虫庵の入り口 蓑虫庵の門
芭蕉堂 蓑虫庵天井と欄間
芭蕉の墓のある義中寺翁堂にならって建てられた【芭蕉堂】には「舟仙作芭蕉像】が安置されており「みの虫のねを聞こよ草の庵 はせお」の掛け軸も見られる。


せまい格子戸をくぐると表の間の芭蕉翁の坐像に迎えられました。土間伝いに奥に進むと当時の生活様式を伝えるかまど、鍋、食器、旅装束のわらじ、蓑、等が陳列されそこを抜けると釣月軒の奥が庭で珍しい芭蕉の実がついていました。
当時の生活様式がうかがい知れる居間や、台所用具が土間に並べられ庭には名月を鑑賞しながら句会が開かれたと云われる芭蕉庵の一つ【無名庵】の碑が建ち、芭蕉の処女句集「かいおほい」を執筆した【釣月軒】が公開されている。